2010年 03月 07日
20センチの津波を観測した岩手県大船渡市の漁港では、漁師らが海岸から5メートルほどの堤防上に集まり、心配そうに海面を見つめた。 午後2時半ごろ、堤防の潮位計が動き始めると、「来た、来た」と不安な声。20分ほどの間に20センチ潮位が上がった後は徐々に下がり、「良かったな。(津波は)小さいぞ」などと安堵(あんど)の声に変わった。 同市赤碕町の漁業者の70代男性は「昭和35年のチリ地震津波では、家が土台ごと流された。最近では防潮堤も整備されているので大丈夫だとは思うが心配で思わず来た。船は沖に逃げられるが、カキなどの養殖イカダがやられてしまう。このまま被害がでなければいいが…」と落ち着かない様子だった。 別の50代男性は「市内には防潮水門が8カ所設置されているが、まだ工事中で抜けている個所がある。本当の大津波が来たら再び被害が出ないとはいえない」と話していた。 【関連記事】 ・ 宮城・気仙沼で推定50センチ、各地で続々津波観測 ・ 「今回は50年前より小さいが…」 避難住民に甦る記憶 ・ ヨットも沖合に避難「チリ地震津波が教訓」 宮城・石巻 ・ 50年前に「九死に一生」経験 88歳の大津波避難民 岩手・大船渡 ・ ストーブで寒さしのぐ避難住民「家屋が心配」 岩手・大船渡 ・ <プルサーマル発電>伊方原発3号機「臨界」に(毎日新聞) ・ 2億7000万円上限に資金援助=日本政府、チリ大地震で(時事通信) ・ <放火>油まいた男が焼死 京都・知人の夫婦重傷(毎日新聞) ・ <内職教材商法>詐欺容疑で元社長ら逮捕 千葉県警(毎日新聞) ・ 企業団体献金禁止で首相、今国会での法改正に意欲 五輪選手支援「積極的に検討」(産経新聞)
by f8aefqt7l1
| 2010-03-07 11:08
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